あゆみ - 2012年
被爆ピアノ平和コンサート
日本基督教団名古屋教会
67年前、広島、長崎に原爆が投下されました。その時に、被爆したピアノが9台現存しているそうです。3台は博物館等に所蔵されています。6台のうちの1台、広島で被爆した個人所有のピアノを用い、原爆の記憶、平和の大切さを伝えるべく活動している兵庫県の市民団体があります。2010年9月17日の「国連平和デー会議」では、ニューヨークの国連本部にて潘事務総長の前で被爆ピアノコンサートを実現しました。
今年、所有者に返されるそのピアノ。初めて名古屋に運ばれる事になり、名古屋では最初で最後の「被爆ピアノ平和コンサート」が開催されることになりました。そして、そのピアノの伴奏でオープニングに地球組が歌う事になったのです。
67年前、ピアノは原爆の熱風と放射能で、焼け、変色し、飛び散ったガラスの破片が突き刺さりました。その時の姿を、今も留めています。
67年前、世界中の人たちが、未来の人たちに、平和への努力を誓いました。その誓いを忘れてはならないと、私たちに訴えるように、音を奏で続けてきたピアノ。しかし、今、このピアノは福島の原発事故で、放射能に苦しむ私たちを、再び見つめています。ピアノは、何を感じ、何を思っているのでしょう…。
地球組は、ふるさとの復興を待ちわびる東北の被災者の方々に思いを馳せ、また、いつまでも美しい日本であって欲しいという願いを込めて歌います。そして、再び、平和への誓いと未来への希望を歌いました。
- - 曲目 -
- 1.ふるさと
- 2.クリスマスソングメドレー2012
- 3.あすという日が
みんなの祭り‘無礼講’/松坂屋南館オルガン広場
第51回 愛知県合唱祭/稲沢市民会館<
地球組コンサート2012
『チームワーク~時を超えて~』/名古屋市公会堂
人は一人では生きていく事ができません。それは、昔から、誰もがそうでした。思いやりを持って、助け合って、支え合って生きてきました。しかし、そうしたチームの最も基本的な単位である家族のチームワークが、近年、希薄になってきています。一緒に食事をしたり、一緒にテレビを見たり、一緒に遊んだりという団欒の機会や時間が少なくなってしまいました。結果的に、思いやりや助けあいの心が持てない社会になって来てしまっています。
今回のコンサートでは、チームワークの精神が溢れる仲間たちにより、家族、地域、社会、そして世界をひとつにする可能性を表現しました。合唱のコンサートに、特別ゲストとして中日ドラゴンズの山﨑武司選手をお招きするという意外性。そして、毎年出演頂いている愛知朝鮮中高級学校舞踊部。昨年に引き続き民族舞踊団音舞という、歌に、トークに、踊りという多彩なステージとなり、約1000名の方に来場頂きました。
プログラム【第1部】
- 1幕【地球組】
- 『かぞえうた』
- 『ふるさと』
- 『村まつり』
- 『虫のこえ』
- 『雪』~『ふるさと』へ
- 2幕【愛知朝鮮中高級学校 舞踊部】
- 『チェンガンの舞』
- 『泉のほとりで)』
- 3幕【地球組】
- 『YUME日和』(ドラえもん映画版より)
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 『キャンディ・キャンディ』
- 『おどるポンポコリン』(ちびまる子ちゃんより)
- 『アンパンマンたいそう』
- 『崖の上のポニョ』
- 『さんぽ』(となりのトトロより)
- 『サザエさん一家』
プログラム【第2部】
- 1幕【民族舞踊団 音舞】
- 『荒馬(青森県の伝統舞踊)』
- 『八木節音頭(群馬県の伝統舞踊)』
- 2幕 トークショー
- 特別ゲスト:山﨑武司選手(中日ドラゴンズ)
- 3幕【地球組】ミュージックベル演奏
- 『プロセッション』
- 『クリスマスソングメドレー』
- 【アンコール】
- 『オリジナルスマイル』
山﨑武司選手も一緒に募金を呼び掛け、WFP国連世界食糧計画の活動に対して60,968円、NPO子どもセンターパオの活動に対して59,258円、そして、東日本大震災義捐金として、中日新聞社会事業団に43,382円をお渡しすることができました。 ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。